関西方面に行く機会がありましたので、
H23年10月にOPENしたばかりの
「東大寺総合文化センター」に行って
きましたのでご紹介します。
館内には現在修復中の三月堂(法華堂)から
移されている日光菩薩立像、月光菩薩立像など
国宝、重要文化財で満載ですが・・・
残念ながら撮影禁止ですので↓こちらの
HPをご覧ください。
http://culturecenter.todaiji.or.jp/museum/
場所は南大門と金堂の間、参道左手です。
《建物概要》
建築面積:3,431.06u
延床面積:5,855.23u
構 造:地下1F地上3F RC造(一部S造)
設 計:建築研究所アーキヴィジョン
施 工:大林組・三和建設・コセケンJV
工 期:2009.2〜2010.9
この建物は「平成の正倉院」とテーマづけて
東大寺に伝わる数々の国宝、重要文化財等を
災害から安全に守るために整備されました。
地震対策として免震装置を入れています。
日本における主流は、「積層ゴム免震装置」
ですが、当該建物は東大寺境内に立地し、
土中には貴重な遺構などが埋まっているため
あまり深く基礎を築くことはできないという
制約がありました。
そこで、アメリカEPS社で開発された、
「FPS免震装置」(滑り振り子型免震装置)
を導入することでそれらの諸問題を解決して
います。
もう少し詳しい説明は↓こちらをご覧ください。
http://www.oiles.co.jp/building/menshin/kisomenshin/fps/index.html
一般住宅やレトロフィットにも応用されています。
(^^)/