2022年09月30日

3Dプリンター建築見学会

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 今年度の講習見学会は、日本初の3Dプリンター住宅を見学して参りました。
なんと日本初の3Dプリンター住宅が小牧市にあるんです。

 世界最先端の家(Next House)を創る事を目的に、国内・海外80社以上が参加し実現したというこの3Dプリンター建築。開始からわずか23時間12分で施工されました。
今回の施工において、参加企業である3Dプリンターメーカー2社と共同し躯体を出力したそうです。約20トンある躯体の組み上げは3時間で完了。防水処理や開口部等の住宅施工をわずか23時間12分で完了。これにより「家を24時間で創る」という開発目標を達成しました。
 今後さらなる施工時間短縮を目標として、施工工程の内2/3の時間がかかった外壁の塗装等の仕上げ工程を3Dプリンターで出力できる設計に変更し、仕上げ施工箇所のロボット化を進める検討を始めているそうです。
今年2月には3Dプリンター施工による断熱機構の設計を行い、特許出願も行っているとのこと。

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 同じプリンターで、データがあれば、世界中どこでも打ち出せるというのが驚きであることと、建物を「建てる」とか「作る」ではなく「出力」と表現されていたことが印象的でした。
今回は10uですが、49u→70u→100uと面積規模を大きくしていくようです。

 当日会場には読売テレビさんが取材に来ており、大原支部長が次世代の住宅について感想を述べられました。
また学生の方々も参加して下さり非常に有意義な会となりました。

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posted by kasugaishibu at 15:37| 事業報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする